今週の振り返り。
現在、アフリカへの渡航前に日本でできることとして、自分の事業案を色々な方に壁打ちさせていただいている。その中で、先週末にオンラインで相談をさせていただいたある方から、「東京で色々な人が集まる会があるから来ませんか?」とお誘いをいただいた。日程は2日後。最初は、流石に予定の調整が難しいかと思い、ありがたいお話だが諦めていた。ただ、なんとなく直感で、これは無理をしてでも行くべきだと強く感じ、mtg終了後、すぐにチャットで時間と場所をお伺いし、そのまま航空券と宿をおさえて弾丸東京出張を決めた。出張の翌日には昼から黄熱病のワクチン接種が決まっていたので、カプセルホテルで仮眠して5時に起き、早朝の便で戻ってくるスケジュールだったが、構わずねじ込んだ。
結果、大正解だった。やはりすでにそのフィールドで活躍されている第一線の人に話を聞くのは訳が違う。解像度が高く、自分が見えている角度とは全く違う視点で物事を見ている。本当に勉強になった。
また、異なるコミュニティに飛び込んでみることの重要さも学んだ。人間はコミュニティを作る生き物だが、やはりコミュニティの性質はそれぞれで全く異なる。コミュニティ内では当たり前になっている思考のベースや文化が存在しており、普段自分が属してるコミュニティとは全く異なるために、異国生みたいなものに触れることができる。自分自身に厚みを出すためにも、このような経験は非常に重要だと感じた。当たり前かもしれないが、いつも関わらない人と関わるということから得られる学びや気づきは大きい。
今回は直感的に無理をしてでも行動して本当に正解だった。もちろん、全てが直感通り行くことばかりではないのかもしれないが、やはりあらゆる可能性を最大化できるという意味で、直感的にいいと思ったらやってみる/行ってみることは鍵になりそうだ。
そして、今回見ず知らずの私にこのような機会を与えていただいた皆さんに本当に感謝をお伝えしたい。自分はまだまだ未熟だが、自分も逆の立場になった時には寛大な心で対応できる人間なれるよう、日々精進していきたい。
引き続き、アフリカ渡航前にできることの準備をしている。今週は、この「準備」が形骸化してきていないか?と自分に問い直す機会が多かった。
まず第一に、前述の東京出張の際に、「本当に今できることを全てやり切れているのか?」「現地に行ってから本格的に頑張ろうという考えは捨てて、今できることは全部やるべきだ。」といった言葉をいただくことが多かった。本当におっしゃる通りだ。
さらに、今週は行政が主催しているスタートアップ支援プログラムのDAY1にも参加した。ここでも「やれることをやっていない人が多い。やってるCEOとやっていないCEOは、見ればすぐわかる。」と講師の話からはじまり、その後の講義の中でもトップレベルの事業家が事業計画や立ち上げを行う際に行っている圧倒的な基準値の高さを痛感した。
この2日間を終えて、ふと自分のNotionをみてみた。まだまだリサーチのレベルや解像度が荒すぎるし、細かく分解したらより立体的かつ具体的な数値で事業を捉えることができる余白がたくさんある。なにをどれくらいやれば、どんなリターンが作れそうか?といった具体的な話が何一つできておらず、これまでは計画やリサーチではなく、ただのお絵描きをやっていて、それで満足してしまっていた自分の基準値の低さに愕然とする。そもそも、真の目的はお絵描きではなく「事業を作っていくこと」なのだから、具体的に、いつ?現地のどこで?誰と?何を?どのようにするのか?のアクションまで計画を立て、それぞれを実行するための具体的なイメージまで行っておくことが必須なはずだ。ここまでやって初めて、あとは渡航後に計画通り進めていけば、少なからず前進するという状況に持ち込める。時間もお金も、あらゆるリソースが限られている中で、呑気にお絵描きだけしてやった気になって満足している場合ではない。自分の現状と今後の目的との差分をみて、現実的にコツコツとやるべきことを遂行していかなければ、すぐに潰れてしまう。改めて気を引き締めていきたい。