4年半ぶりのタイ旅で感じたこと。

2019年3月。

ベトナム→カンボジア→タイの3カ国を一人旅して、人生で初めてタイに行きました。

それから約4年半がたった今回2023年10月、人生2回目のタイに行ってきました。

一度訪れたことがある国ですが、前回よりも余裕を持って旅をすることができ、多くの新しい学びも得られたので、記録に残します。

今朝、バンコク→新千歳への直行便で帰ってきて、そのままこのブログを書いているのですが、

改めて、今回の旅を一言で振り返ると、

「まじで最高な旅」でした。

今回、本当にたくさんの経験や学び、思い出に溢れた旅になりましたが、特に心に残っている感情は下記の3つです。

①日本企業の存在感。(ただこれからは…)

②タイは明らかに急成長している。

③自分の知らない世界を食わず嫌いしない。

①日本企業の存在感。(ただこれからは…)

今回の旅でかなり心に残っているのが、アジアにおける日本企業の強さです。

以前来た時にはあまり気づかなかったのですが、タイにおける日本企業のプレゼンスはとても大きい。

体感でも、バンコク市内で見かける巨大広告の8割くらいは日本企業でした。

それも、日本の高度経済成長を支えた、三菱、TOYOTA、SONYなど、日本を代表する企業群たちばかり。

日本での成功体験をもとに、まさに今経済成長をしているタイで再現をしていて、それが実を結んでいる現実を肌を通して実感しました。

「日本は終わった。」

「少子高齢化で衰退する。」

「失われた30年。」

「イノベーションが起きない国。」

などと言われて久しいですが、日本人が見えていない世界で、日本企業はまだまだ大活躍していたことに感動し胸を打たれ、とても勇気をもらいました。

自分も、日本から世界に貢献できる会社をつくりたい。

ただ、あわせて驚いたのはそのTOYOTAの看板の近くに、それを上回るレベルの大きさで建てられた中国系電気自動車メーカーBYDの看板があったことです。

この看板に至っては、おそらく4年半前にはなかったと思います。

日本企業がタイムマシン型経営をタイで行っている横で、新しい技術を持ち合わせた超有力な外資の新興企業がそのマーケットを根こそぎ取りにこようとしている、まさに時代の転換点を感じました。

日本企業はやっぱり強いけど、このままではダメだという危機感も併せて感じることができたのが、今回の大きな収穫の一つだったことは間違いないです。

②タイは明らかに急成長している。

上記の話にも通じますが、タイは間違いなく急成長しています。

これは完全に肌感覚の話になってしまいますが、4年半前に訪れた時よりも、現地の人の経済水準, 生活水準が高くなっているように感じました。

カンボジアやベトナムと比較すると尚更ですが、学生や若者は日本と同じように生活をしているし、街をゆく車も高級車がちらほら散見されるようになっていた気がします。

また、以前からタクシー配車アプリのGrabが使えることはもちろんのこと、電子決済においてもAlipayや WeChat Payなどの中国系の決済の普及が進んでおり、テクノロジーによる生活インフラもかなり進歩しているように感じました。

まだ明らかに「新興国」であることは間違いないですが、今後10, 20年スパンでみると、いつかタイが日本を逆転する可能性にもかなり現実味を感じました。

③自分の知らない世界を食わず嫌いしない。

「自分の知らない世界を食わず嫌いしないことの大切さ」も今回の旅で得た大きな学びの一つです。

旅に行くと、日本ではあまりみない職業についている人や、日本ではあまり多くない生活水準で暮らしている人など、自分の知らない世界に触れる機会が極めて多いぇす。

このような人々に対しては、やはり少し身構えて壁を作ってしまいがちですが、今回の旅で「すべての人に、その人の暮らしがあること」をすごく痛感しました。

例えば、国鉄で相席になったタイの農村部から出てきた家族を見ていたら、バンコク市内の大きなビルや空港の飛行機を見て喜ぶ子供と、その子供をみて嬉しそうに笑う親がいて、

「ああ、この人たちにも尊い日常や、暮らしが存在しているんだよな。」と、当たり前のことをなぜだか改めて痛感して、心が揺さぶられました。

他にも、仏教大国のタイでは袈裟姿の僧侶を街中で見かけることが当たり前ですが、

自分が日本にいたらあまり触れることがない職業の人の中にも、その人の日常があって、その世界で一流のプロとして生活しているんだなと思うと、

自分がいつも食わず嫌いで壁を作ってしまっていることが本当にもったいないし、浅はかだなと感じました。

知らない世界を知りに行くこと、お互いに敬意を持って理解しようと努めることは、簡単そうで難しいけど、すごく大切なことだと改めて感じた、素敵な経験でした。

さいごに

今回の旅に行く前に、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』という本をたまたま読みました。

その本の中に出てきた言葉が、今回の旅を通して学んだことに非常に通ずる点があるので、紹介して終わりたいと思います。

人生の充実度を高めるのは、〝そのときどきに相応しい経験〟なのだ。 時間と金という限りある資源を、いつ、何に使うか——。

(中略)

今味わえるはずの喜びを極端に先送りすることに意味がない。

今、自分が必要だと思う経験には、時間とお金を惜しまずに使うこと。

その際、その経験を先延ばしにする必要はないし、いつかではなく今やるからこそ得られる大きな価値がある。

今回、お金と時間を費やしてタイに4年半ぶりに旅ができたこと、そこで上記のような貴重な学びや経験を得られて本当に良かったです。

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