今回は、最近いろんなところで聞く「日本が貧しくなっている」というテーマについて書きたいと思います。
確実に低迷している日本経済
今、日本について語られることの大半は、「日本経済の低迷」に関することだと思います。
事実として、バブル経済崩壊後の日本の経済低迷をまとめて「失われた30年」と呼ぶほどに、日本の経済は長らく低迷してきています。
下記のグラフをご覧ください。

平成における日本の国際競争力を示したグラフですが、かつては1位だった日本は、90年代の終わりに一気に国際競争力が落ち込み、依然低迷し続けています。
また、下記の表も有名だと思います。

平成元年では、世界の時価総額ランキングトップ20企業に、日本の企業が13企業もランクインしておりましたが、平成30年時点では0。
日本トップの時価総額を誇るTOYOTAも44位まで転落しています。
最近では、凄まじいほどの円安が進み、為替レートで1ドル150円台まで跳ね上がっており、円の価値も低迷している状態です。
僕も、そしておそらく皆さんも普段の生活の中でも感じていると思いますが、間違いなく日本は低迷しているのが現状です。
日本は豊かに生きれる貧しい国
さて、ここからが今回の本題です。
上記の通り、日本の経済は長らく低迷しており、ある意味では「貧しい国」になり始めています。
2023年11月1日、ドイツ銀行のある行員は「円相場の原動力である利回りと対外収支は、トルコ・リラやアルゼンチン・ペソと同じ部類に入る」とレポートに記しています。た
しかし、ポイントになるのは、日本での生活はトルコやアルゼンチンの生活水準(豊かさ)と比べて同等のレベルか?という点です。
この問いに対しては、おそらく10人いれば10人が「NO」、すなわち日本での生活はトルコやアルゼンチンよりも豊かであると答えると思います。
つまり、日本は国としては低迷をしているが、すでに豊かな生活環境が整っており、そこで暮らす人は豊かな暮らしを送ることができているということです。
これが今回のテーマにも記載した、「貧しくて豊かな国『日本』」の真意です。
日本は、間違いなく貧しい国ですが、そこでは世界全体で相対的に見た時に非常に豊かな暮らしを送れる国になっている、というのが現状だと思います。
豊かさは続くのか 日本の終着点
最後に、この話に残される疑問である「日本はいつまでも豊かなのか?」という問いに、僕なりに答えたいと思います。
結論から言うと、「どっちもあり得る」というのが僕の考えです。
つまり、非常に貧しい生活水準になる可能性もあれば、現在のような豊かな暮らしを維持できる可能性もあるということです。
今の日本経済は低迷しており、回復の兆しがあまりありません。
そのため、このまま何も起きなければ、日本の経済水準は低迷し続け、今の豊かな暮らしを支えるインフラや経済活動を維持することができなくなり、結果的に生活水準も急激に低下すると思います。
(実際、日本の道路や公共交通機関、水道インフラなどは老朽化が非常に進み、補修工事をしない限りインフラ崩壊の可能性があるとも言われています。)
一方で、人口減少社会にうまく対応しながら、新しい経済原動力となる産業の確立をしていくことで、日本経済が改善していく余地もまだまだあると思います。
その一例としては、インバウンドを中心とし観光産業の活性化などがあるかと思います。い
インバウンドを通して外から資本を集めることで、人口減少社会であっても、経済を活性化することができます。
つまり、今の日本がこの先数年後、数十年後にらどのような国になっていくかは、今の行動に依存していると言っていいわけです。
日本が、健やかに生きられる住み良い国でありつづけるために、「今はまだ豊かである」という事実に甘んじず、「貧しくなっている」という現実に向き合っていくことが重要だ思います。
参考文献

