アフリカで活躍する同級生からの学びメモ

  • アフリカに行った際は”受容すること”が重要
    • 日本の当たり前や、日本で学んだこと、日本で得た知識を前提とした時に「絶対にこうした方がいい」というものも、現地では通用しない。ただし、これは現地と日本のそれぞれのやり方に優劣があるわけではない。そもそもその慣習、その土台となる価値観が異なるからこそ、ある種の正解が異なる。(例えば、会議は合意形成を取る場、仕事を進めるために関係者を巻き込む、トップアプローチなどは、向こうでは重要視されないなど。)
  • 投資対象、搾取対象としてのアフリカ
    • 人材が育っていないため、外資企業がビジネスをする際も人材や技術などを全て自国から自前で用意して、出来上がった完成品だけを現地に残す方がコスパがいい。(納期が遅れる、コミュニケーションコストがかかるなどがない)一方で、そうするとやはり人材が育たないことになり、この構造をさらに深めるという負のスパイラル。
    • 中国などの企業は、言葉を選ばずにいうと搾取的な構造を作るのが非常に上手く、やはりどうしても搾取形式でのビジネスがうまくいくようになってしまう。
    • また、そもそも、物価の違いや発展度合いが違うことにより、そのギャップから健全な取引をするのが構造的に難しい。(現地の物価では先進国が得たいボリュームの利益を産めないなど)
  • 経済成長するインセンティブが少ないアフリカ
    • そもそも資源がたくさんあるので、必死に産業を作り込まなくても、ある一定は資源に切り売りで儲けることができてしまう。
  • 将来的にマジョリティが逆転する事象
    • アイデンティティの損失(常にGDPなどの西洋軸で発展することがテーマとなっており、オリジナルな発展軸がない。そのため、西洋を後から追従している、あるいは西洋の仕組みの中に一部の豊かな人が入り込もうとしているという状態。この現状の脆さと危うさ。アフリカの国の愛国心や国としてのアイデンティティの欠如。
    • 一方で、アフリカが人口規模面では将来的に世界の中でマジョリティになることは必然で、その時にアフリカのアイデンティティがないと、世界全体が空虚な世界になってしまう。
  • 西洋中心のアフリカ
    • 西洋基準で物事が決まっている。
  • 社会を立体的に見るために
    • ビジネス視点でテーマや調べたいことを設定して、社会を見る。(例:どこからこのコップは作られているのか?誰が作っているのか?どこの国の資本が入っているのか?この電気はどこの会社が作り、どのようにして家に供給されているのか?など)これを行うことで、社会を表面上だけではなく立体的にとらえることができ、ビジネスを構築する上だけではなく、世の中を俯瞰してみる思考を養うことにつながる。
  • 日本の豊かさと今後
    • 資本主義軸ではない軸の追求が重要。幸福度などの豊かさの判断軸を持たないと、常に資本主義軸だけに縛られてしまいかねない。また、無思考で資本主義のラットレースに組み込まれているひとが多いが、この資本主義軸が日本の社会でさらに伸びていくことはマクロ的にみて明らかに厳しい(というか不可能)。
  • 宗教観が弱い故に異文化を受容しやすい日本人
    • 信じるものがないゆえに、相手の考えや文化とバッティングする絶対的存在がなく受容がしやすい。
  • ことを起こすにはこれをやりたいの大志を掲げることが大事
    • 何をしたいのかがわからないと、人とのつながりや物事の広がりが生まれない。
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